X Corp. Japan株式会社(旧Twitter Japan)の歴代社長

2代目社長・笹本裕
 (ささもと・ゆう)

タイ・バンコク生まれの帰国子女。学生時代は米NBCニュースで通訳などのアルバイトに明け暮れ、1988年にリクルート入社。リクルート事件発覚直後の激動期に営業で頭角を現すと、社費留学を経て伝説の「電子メディア事業部(デメジ)」創設メンバーとなり、ネット版エイビーロードを立ち上げた。その後、MTVジャパン社長として宇多田ヒカルの出演やマイケル・ジャクソンの招待、VMAJの成功により黒字化を達成。マイクロソフトでのシンガポールを拠点としたアジア統括を経て、2014年よりTwitter Japanを牽引。イーロン・マスク氏による買収後の激動期まで、日本のSNS文化をビジネス・文化の両面から支え続けた。

社長の在任期間

2014年2月~2023年5月
※2022年10月のイーロン・マスク氏による買収を経て、2023年5月末に退職。

社長就任時の年齢

49歳

生まれ

1964年(昭和39年)タイ・バンコク生まれ

学歴・学生時代

1988年 獨協大学法学部卒業
※大学時代の4年間、米NBCニュース部門で通訳やニュース素材を扱う業務に従事。

主な経歴

【リクルート時代】
1988年に入社し、住宅情報の営業で活躍。1993年にニューヨーク大学(MBA)へ留学し、情報システムマネジメントとファイナンスを専攻。帰国後の1995年、後に「デメジ」と呼ばれる電子メディア事業部の創設メンバー(7名)に選ばれ、ネット事業の礎を築く。その後、次世代事業開発室にて投資業務に携わる。

【起業からMTV、マイクロソフトへ】
35歳でリクルートを退社し「東京レストランガイド」を起業。2000年にMTVジャパンへ移り、2002年に代表取締役社長兼CEOに就任。邦楽シフトへの舵切りや「MTV Video Music Awards Japan」の開催、2006年のマイケル・ジャクソン招待などで同社を黒字化へ導く。2007年からはマイクロソフトで常務執行役等を歴任し、シンガポールを拠点にアジア太平洋地域のマーケティング統括責任者を務めた。

【Twitter Japan時代】
クラウドファンディング運営の「ドリーム・フォー」経営を経て、2014年にTwitter Japan代表取締役に就任。日本市場を米国に次ぐ主要拠点へと成長させた。


3代目社長・永妻玲子
 (ながつま・れいこ)

マイクロソフトで14年間、Windowsビジネスの推進やマーケティングの要職を歴任したIT業界のベテラン。2018年にTwitter Japanへ参画後は、クライアントソリューション本部長として日本の広告ビジネスを現場最前線で指揮した。2021年11月、笹本裕氏の後を継ぎ、日本法人初の女性代表(Managing Director)に就任。直後に訪れたイーロン・マスク氏による買収、および「X」への移行という激動のさなか、組織の舵取りとクライアントへの対応に奔走した。

社長(日本代表)の在任期間

2021年11月~2023年3月
※2022年10月のイーロン・マスク氏による買収後、混乱期の日本法人を支え、後任の松山氏へバトンをつなぎ退任した。

社長就任時の年齢

40代後半(推定)

学歴・背景

学習院大学経済学部 卒業
外資系IT企業での長年のキャリアを通じて、デジタルマーケティングおよび営業組織の構築において高い手腕を発揮した。

主な経歴

【マイクロソフト時代】
2004年より約14年間、日本マイクロソフト株式会社に在籍。オンラインサービス事業部やマーケティング部門で、Windows事業の責任者などを歴任した。

【Twitter Japanでの歩み】
2018年にTwitter Japan株式会社に入社。シニア・クライアントパートナーとして国内の主要広告主を担当した後、クライアントソリューション本部長(執行役員)に昇進。日本市場における広告収益の柱を構築した功績が評価され、2021年に日本代表に抜擢された。

買収期のリーダーシップ

イーロン・マスク氏による買収に伴い、米国本社を含めた大規模な組織改編が行われる中、日本の広告主や代理店、ユーザーに向けたコミュニケーションの維持に努めた。米本社の意向と日本市場の実情との間で調整役を担い、SNSから「エブリシング・アプリ(X)」へと変貌を遂げる過渡期の経営を支え抜いた。


4代目社長・松山歩
 (まつやま・あゆむ)

外資系広告代理店でのキャリアを皮切りに、Amazon、Meta(旧Facebook Japan)といったメガテック企業でデジタル広告事業を牽引してきたエキスパート。2023年3月、Twitterから「X」へと変貌を遂げる未曾有の転換期に日本代表に就任した。イーロン・マスク氏の掲げる「エブリシング・アプリ」構想のもと、広告ビジネスの再構築と、日本市場における新たなプラットフォーム価値の創出を指揮している。

社長(日本代表)の在任期間

2023年3月~現在
※「X Corp. Japan」体制下での実質的な初代リーダーとして、日本国内のビジネス全般を統括。

学歴

成蹊大学法学部 卒業

社長就任時の年齢

40代後半(推定)

主な経歴

【広告・テック業界での歩み】
1997年にキャリアをスタート。J.ウォルター・トンプソン(現VML)やマッキャンエリクソンなどの外資系広告代理店にて、飲料、自動車、エンターテインメントなど多岐にわたるグローバルブランドのマーケティングを支援した。

【メガテック企業での要職】
2012年よりアマゾンジャパンにて、広告事業(Amazon Advertising)の立ち上げ期から成長期にかけてリーダーシップを発揮。その後、Meta(Facebook Japan)へ転じ、約6年半にわたり営業部門のグループディレクターとして、日本市場における収益拡大に大きく貢献した。

Xにおけるミッション

2023年、買収後の混乱が続く中で日本代表に抜擢。旧来の広告モデルに依存しない新しい収益構造の確立や、AIを活用したデータマーケティングの推進など、新生「X」としての信頼回復とビジネス成長の両立を担っている。デジタルメディアの表裏を知り尽くした経験から、日本の広告主に対する深い理解と、グローバルなテック戦略の橋渡し役として期待されている。